マツムラミチコの日々の泡。

ブレナイ心

今日、取材で、アルビレックス新潟の練習にお邪魔しました。
とーにかく、寒くて・・・。
ウインドブレーカー＋ダウンでしたが、足りませんでした。

鈴木監督は、
「今年はケガ人が少なく進んでいるので、ベンチに入るのも大変。
　その中、大宮戦では、田中選手などが良い仕事をしてくれた～」
といったお話をされてました♪

４月からアルビレックスの取材にお邪魔するようになって、
きょう、初めて、監督にご挨拶できたのですが、
私のことを覚えていてくださって、うれしかったです。

２００６年シーズンの終わりに、３０分のアルビの番組を作ったのですが、
そのときの大きなテーマは、
「新監督・鈴木監督の下で開花した新戦力の６人」というもの。

その中でも描きましたが、監督は、とにかく、よく見ていらっしゃる方。
あんな上司が居たら良いなって、思います。
しっかりとした観察眼と、ブレナイ心は、人を指揮する上で、大事な才能。
勉強になります。

今日は、北野選手と、”ヨン様”こと、チョ・ヨンチョル選手にお話を伺いました。
それぞれの個性が覗けるインタビューになっているかな？と思います。

５月に放送予定です。

ハレの日 ケの日

大学のときの一般教養で「民俗学」を履修しました。
略して「パンキョウ」ってやつですね。
ほかの「パンキョウ」は、そんなに記憶が無いのですが、「民俗学」は印象に残っています。

仲間と神社に行って調査したりして。
（縁結びの神様について調べたような）

そんな仲間の一人から、昨日・今日と２日に渡って、
さくらももこ著「そういうふうにできている」について熱いメールが来ました。
電車で呼んでたら、笑いが止まらない、と。

この本は、私も以前読んだんですが、
さくらももこさんの第一子の妊娠・出産にまつわるエッセイです。

メールの彼女もお子さんが一人いて、出産を経験しています。

「そういうふうにできている」の中に「便秘」という章があり、
彼女も似た経験をしたという話は以前に聞いていました。

さくら先生は、さすがの描写で、妊娠時の「便秘」を、こう表現しています。

「肛門をふさぐ悪魔の封印石」と。

話が前後しますが、
大学の親友→「そういうふうにできている」＝便秘＝「さくらももこ」が繋がり、
さくらももこさんは、「民俗学」でいうところの
「ケ」や「ケガレ」の要素に関する作品に、物凄く強い！ということを、私は思いました。

「ケ」というのは「ケガレ」の「ケ」です。
反対の言葉は「ハレ」です。
「ハレの日」＝つまり、結婚式とか、祭りですよね。
相対する「ケ」は、日常のこと。
そして「ケガレ」とは、忌み嫌われること、たとえば、死、病気など。
今の感覚ではありませんが、「出産」も「ケガレ」に分類されるみたいです。
妊婦さんは、昔は、人前には出にくい時代もあったんだろうと推測します。

当時の私たちの「民俗学」の先生は、
『爪や髪の毛も、自分の一部で生えているときは自分の一部で大切なのに、
　切った爪とか、抜けた髪は忌み嫌われて、「ケガレ」の一種になる』
と話していて、なるほど、と感心したものです。


話がとっ散らかりますが、
さくらももこさんは、
「ちびまる子ちゃん」でも分かるように、
日常（「ケ」）のエピソードを書かせたら、天下一品です。

日常書かせたら長谷川町子だって、天下一品だろ！とお思いでしょうが、
さくらももこさんは、日常（「ケ」）の中でも、特に、「ケガレ」に強い。

「便秘」など下の話とか、
（まる子が、絵画で表彰されるときに、下痢のビッグウェーブが来るとか）
「死」とか、
（リアル友蔵（さくら先生の本当のおじいちゃん）が亡くなったときのエピソードで、
　遺体に祭りの時の手ぬぐい巻いた話とか）

人生は、「ケ」の日と、「ケガレ」で出来てるようなものです。
さくらももこさんが、ここまで支持されるのは、
「ケ」と「ケガレ」に強いことが理由ではないか！

・・・という持論でした。

長々失礼しました。

巡り巡ってオレンジロード

縁があるといいますか、４月から、FM-NIIGATA「サウンドスプラッシュ」内の
「アルビオレンジロード」を担当することになりました！

FM-HEADLINE最終回の余韻を感じる間もなく、聖籠町のクラブハウスへ。
2年ぶりです。





　








うわぁ、なんか変なの！
昔と今が、くっついた感じ・・・。
今があの日で、あの日が昨日、みたいな感覚になります。

それにしても、有難いんです。
ペン記者の先輩方はじめ、アルビサイドの方も、私を覚えていてくださって嬉しかった。
それに、取材のしやすさが全然違ってきます。

そんなわけで、４月１日の「アルビオレンジロード」は、
FW・大島秀夫選手のインタビューであります！