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  • 2018年12月 鑑賞記録 ☆☆☆☆☆。
    [ 2018-12 -30 21:00 ]
  • CHINEMA UP 169~テーマ:サウンドトラック『フットルース』『オー・ブラザー!』
    [ 2018-12 -30 20:00 ]
  • ファンダフル・ファンコミュ二ティ・サミット・イン・新潟
    [ 2018-12 -23 10:19 ]
  • 地方で生きていく。
    [ 2018-12 -22 12:05 ]
  • CINEMA UP 168~テーマ:世界遺産『インフェルノ』『ラスト・エンペラー』
    [ 2018-12 -16 20:00 ]
  • スポーツの未来に僕たちができること #2:早川選手編
    [ 2018-12 -16 09:46 ]
  • スポーツの未来に僕たちができること#2:清水選手編
    [ 2018-12 -15 18:10 ]
  • 田中亜土夢選手 個展。
    [ 2018-12 -12 13:37 ]
  • CINEMA UP 167 テーマ:発明『アントマン』『ハッピーエンドの選び方』
    [ 2018-12 -09 20:00 ]
  • 標準語は模造紙。
    [ 2018-12 -04 10:30 ]
  • CINEMA UP 166~テーマ:ホラー『オーメン』『サスぺリア』
    [ 2018-12 -02 20:00 ]
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2018年 12月 30日

2018年12月 鑑賞記録 ☆☆☆☆☆。

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日曜日19:00~の「中越グループPAN UP」の映画コーナー「CINEMA UP」。

番組で話した感想を放送直後に載せていますが、
好みによる☆(5段階)も記録φ(..)メモメモ。
あくまで好みです。


☆☆☆☆☆・・・「ぜひ見てください」
☆☆☆☆・・・・「良い!見て損はない」
☆☆☆・・・・・「フツーに良いです」
☆☆・・・・・・「へーーって感じ」
☆・・・・・・・「ん?」


『オーメン』、『ハッピーエンドの選び方』『フットルース』は5つ星に近い4つ。

『オーメン』『サスペリア』の収録のとき、
スタジオの良いスピーカーやヘッドホンでサントラを聞くと、
家で気づかなかったような細かい音がクリアに聞こえてきて、ちょっとゾッとしました。


・第1週 テーマ:ホラー

『オーメン』・・・☆☆☆☆
『サスペリア』・・・☆☆☆☆

・第2週 テーマ:発明

『アントマン』・・・☆☆☆
『ハッピーエンドの選び方』・・・☆☆☆☆

・第3週 テーマ:世界遺産

『インフェルノ』・・・☆☆☆
『ラストエンペラー』・・・☆☆☆☆

・第4週 お休み

・第5週 テーマ:サウンドトラック

『フットルース』・・・☆☆☆☆
『オー!ブラザー』・・・☆☆☆

▲ by michi1223kuma | 2018-12-30 21:00 | 映画
2018年 12月 30日

CHINEMA UP 169~テーマ:サウンドトラック『フットルース』『オー・ブラザー!』

FM PORTにて、毎週日曜午後7時~放送中の『中越グループPAN UP』内、
「CINEMA UP」で紹介した映画についてのアレコレ。

放送日の12月30日は、日本レコード大賞の日、
また、年末は華やかな気持ちで過ごしたい・・・という所から、テーマは「サウンドトラック」。

①『フットルース』(1984・米)

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過去の事故を教訓に、超・保守的になってしまっている田舎町を変えようと奮起する若者が主人公です。都会のシカゴからやってきた転校生、ケビン・ベーコンが演じるレンのウルフカットっぽい髪形や田舎の子とはちょっと違う服装で華やかな存在感を放ちます。みんなが自由な遊びをできないことに諦めムードがただよっている中で、旗振り役になるレン。彼にヒロイン・エリエルが、すぐに夢中になるのも納得な魅力でした。

また、このレンとエリエルが、厳格な牧師であるエリエルのお父さんはじめ、大人たちを議会で説得するときの方法が素晴らしいです。大人たちへの反抗で私がすぐに思いつくのは『十五の夜』とか『ぼくらの七日間戦争』なんですが、『フットルース』はそれらとは違って、力づくではなくて、大人たちの懐に飛び込んでから勝負する道を選んでいるところが、非常に誠実です。大人の私が見ても、こういう説得の仕方は勉強になるなと思いました。

テーマの「サウンドトラック」という点では、「スクールウォーズ」で使われた「ヒーロー」をはじめ、日本のテレビやCMで使用されて知っているという曲が多くて、影響力の大きさを感じました。80年代の熱さみたいなものが、また今見るとしみじみします。

すごく良かったです。だからこそ、10代で観たかったな…主人公たちにもっと当事者意識を重ねて観たら、たまらないだろうなぁと思います。とはいえ、今の高校生がみたら、この作品がどう映るのかというのはちょっと分からないです。そもそも、興味が多様化している中で、「みんなで踊ろう!」っていうこと自体が成り立つのか…どうなんでしょうかね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

②『オー・ブラザー!』(2000年)


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テーマの「サウンドトラック」というという観点からいうと、流れてくるのは、カントリー、ブルース、ゴスペル…という、アメリカン・ルーツ・ミュージック。ディズニーランドのウェスタン・ランドを思わせる雰囲気で、舞台は、1930年代のミシシッピー州ということになります。

簡単に言えば、「脱獄囚がいろんな人に出会って、宝を求めて旅をする」というストーリーなのですが、このベースになってるのは、古代ギリシャの詩人・ホメロスが描いた『オデュッセイア』だそうなんです。私には馴染のない世界ですが、ちょうど私の借りたDVDに、CDの歌詞カードのような説明文が入っていました。

それによると、最古の文学作品と言われている『オデュッセイア』は、かみ砕いて言えば、主人公のオデュッセウスが、困難を乗り越えて故郷に戻り、妻を取り戻す…という、冒険スペクタクルものだそう。この壮大な物語を、かっこいいけど、コミカルで、おちゃめな、ジョージ・クルーニー演じるエヴェレットを主人公にして、コーエン兄弟が魅力的に仕上げています。

2000年の作品で、40歳のころのジョージ・クルーニーが登場します。まだ貫禄はないけど、「いい味」が出ている大人の男性…すっごくカッコイイです。ジョージ・クルーニーはいつもかっこいいけど、この頃は絶妙な頃合い(?)だと思います。

また、30年代のアメリカの南部ですから、人種差別があって、そこに選挙が絡んできたり、宗教的な要素が入っていたりします。日本の文化とは縁遠いものでもありますが、冒険ストーリーに詰め込んだものに一つ一つ想いを馳せることができる奥の深い作品でもあります。それでも、全体全体を良い意味で”軽く”鑑賞できるのは、アメリカの音楽によるものが大きいです。特に、ジョージ・クルーニーがラジオ局で歌う場面は、音楽が人を時めかせるっていう瞬間が形になっている素敵なシーンでした。







▲ by michi1223kuma | 2018-12-30 20:00 | 映画
2018年 12月 23日

ファンダフル・ファンコミュ二ティ・サミット・イン・新潟

12月22日に朱鷺メッセ中会議室で開かれた「ファンダフル・ファンコミュニティ・サミット・イン・新潟」に参加してきました。


以下、写真はすべて武山智史さん撮影。


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「ファンコミュニティ」とは、主催者のひとり堀秀一郎さん曰く、
「ファンがファンを呼び、応援対象とともに未来を創るコミュニティ」です。

このイベントの登壇者は、
株式会社アルビレックス新潟・是永大輔専務取締役、
株式会社オンデーズ・田中修治代表取締役社長、
株式会社EHクリエイターズ・雪田容史さん、
MCにノンフィクション作家・小松成美さん。


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今回の登壇者の視点から言う「ファン」とは、

アルビレックス新潟のファンであり、オンデーズのメガネ(や店舗)のファンであり、Negiccoのファンを指しています。


また「応援対象とともに未来を創るコミュニティ」というと壮大な感じがしますが、

応援対象…例えば、アルビだとすると、


「試合が無い日にも、そのアルビを軸に人が集まる、文化が生まれる…という影響も含めた”ファンの力”」

とも言えます。


単発で終わらない強みが「ファンコミュニティ」にはある。

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以下、私のメモから。

□モノではなくヒトで選ぶ時代

田中さん
「Jリーグに愛着はなかった。しかし、是永さんと知り合ったことで、アルビのファンというより是永さんのファンになった。

今の時代は、人で選ぶ。

人がキラキラしていると、会社もキラキラしてくる。」

「オンデーズの田中さん、ではなく、田中さんのオンデーズ」


雪田さん
「タワーレコード時代。このバイヤーが推薦している音楽を買いに来るという文化だった。」


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□真のファン


是永さん
「動員4万人の数字の独り歩きよりも、真のファンを作りたい」

↓

田中さん
「商売もそう。どこの店のメガネでも良いという1000人よりも、一生オンデーズが良いという10人の方が結果的には強い」


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□新潟だから


是永さん
「首都圏のクラブと新潟のクラブ。同条件であれば、選手は生活環境などの観点から首都圏のクラブを選ぶ」


「しかし、アルビに“メソッド”を導入することで、外から見ても「アルビはこういうサッカー」と分かる文化を作る。サッカーに真剣という選手は、新潟に来るかもしれない」

↓


雪田さん
「新潟の人はシャイ。
 Negiccoもそういう性格で、他のアーティストとの対バンでも一歩引いてしまう。」


「しかし、それは『新潟だから』生まれた雰囲気でもあり、街の雰囲気がNegiccoにあっている。」


メモ:「新潟だから」を押すことで、長所を増やせる?


雪田さん

「京都のレーベルも独自の文化を持っている。今は、ネットで地方からも発信が可能なので、東京にこだわらず、むしろ新潟でできることをする。」


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□競争はしない


雪田さん
「Negiccoは、年齢を公表するなど、メンバーの人間性をだしている。それは、新境地ともいわれている。」

「競争をしたくない。独自の、個々の考え方を大切にしている。」

メモ:競争というステージに乗ることで、自らを画一的な方向に持っていくのでなく、独自を守るためにも競争に乗らない。


□なくても良い仕事だからこそ

田中さん
「仕事は遊び。生きていくために本当に必要な仕事は、

 医師、警察、消防、農業…。

 オンデーズは人口以上のメガネを作っている。
 無駄なものを作っているのだから、気負うな、楽しもう」

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□バックグラウンド、ストーリーの共有

田中さん
「極論、メガネはどこで買っても同じ。モノでは差別化できない。しかし、アイフォンを持っている自分が好き、スタバのコーヒーを飲んでいる自分が好き、というものがある。

モノやサービスは真似できるが、その背景のストーリーは真似ができない。」

・・・・・・・・・・・


色々ありましたが、私は、すっかり雪田さんのファンになりました。

一言でいうと”愛おしい”。

ゆるゆると、登壇者であることを忘れているように、笑顔でほかの方の話をきいてる雪田さん。

雪田さんを見ているだけで、NegiccoがNegiccoである理由が分かるような気がしてしまう。

一方で、参加者の方からTwitterで教えてもらった記事。


Nao☆「中野サンプラザ公演が終わった後で呼び出されて、映像見せられて。『やる気あんの?』みたいな感じで怒られて


ギャップ萌えか。


素材を生かすプロであり、愛情深く仕事をされている様子に触れることが出来ました。

田中さんが「是永さんのファンだからアルビの試合を見に行く」と言っていたのと同じで、
「雪田さんが好きだだから、Negiccoのステージを見てみたい」と思うほど。


今回は、イベントのお手伝いをさせてもらい(受付だけだけど)、雪田さんにご挨拶させてもらうことができましたが、思わず、

「非常に愛おしかったです」


と名刺を渡しした無礼をお許しください。

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今回、私が特に引っかかった部分は、

□新潟だから
□ヒトで選ぶ時代

新潟だからできそうなことを探しつつ、
選ばれる仕事をしていけるように頑張ります。

楽しい一日でした。


主催の堀さん、高橋さん、ありがとうございました!

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▲ by michi1223kuma | 2018-12-23 10:19 | スポーツビジネス関連
2018年 12月 22日

地方で生きていく。

「地方で生きていく」ということを考えさせられる一日でした。以下、「リアルアルビ」facebookページより。

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こんにちは!ピッチサイドの松村道子です。
「来年1月1日付で、アルビレックス新潟・是永大輔専務取締役が代表取締役社長に就任」の記者会見に行ってきました。

(※また長いです)

写真の1枚目は、Instagramでライブ視聴されている方々に目線を送る是永専務です。

会見内容はみなさんご覧になった通りなので、自分が質問した部分についてだけ。

昨日は、クラブの役員人事に関し、加藤順彦氏、森田正康氏の取締役就任が発表されました。是永専務はこの決定について、

「二人の参画で、首都圏のパートナー企業を集めたい、首都圏の存在価値をあげる。そのことが、クラブの全国的な価値を高める。彼らには、今のアルビにない知見・多くのアイデアがある」

と“6つ目のお話”で説明しています。

ここで話が遡りますが、今年10月、FM PORTに収録に来られた是永専務に、私は初めてご挨拶し、

「勝利が保証できないサッカーという商品を、この一地方である新潟で、ブランドとして売っていくことは可能なのか」

という、初対面でそれかよ、という質問をしました。しかも、“かなり食い気味”に聞いてしまい、他のスタッフもいた会議室はシーンとしましたし、後でちょっと失敗したなと思いました。

是永さんは、そんな私に、

「新潟だけを見ていたらダメ、東京、日本、世界を見ていかないと」

といった返答をくださいました。

そんなやり取りが、2月前にあったので、今回、それが「首都圏」を視野に入れた改革であることが話され、そういうことか、と個人的に納得したことが一点。

それから、もう一点感じたのは、少し個人的な話から入ります。

私も日々、本やWebの記事やTwitterなどで、いわゆる“東京の第一線で活躍されている方”の存在や物の見方、考え方を気にしながら暮らしてはいます。

一方で、東京で知名度の高い方のイベントが新潟で行われても、すぐに席が埋まらないという事例にも、何度か立ち合っています。

“ここは新潟”という、“郷に入れば郷に従え”という感覚はもう時代ではなくて、感度を高めていなくては・・・と思うと同時に、

それはサッカークラブもそうで、“地域密着”というJリーグの理念は大切にしながらも、魅力ある商品として、高い意識を持って発信していくべきものなのだと感じました。

また、それは、ただ広く売るということではなく、是永さんは、質疑応答で、

「新潟出身の東京はじめ全国の人たちは、スポーツニュースで、アルビの姿を観られないと嘆いている。それを打破したい」

と話しています。ここで“地域密着”は外さないというのは流石でした。

明日も是永さんの話を聞きに出かけます。
朱鷺メッセ中会議室で行われる「ファンコミュニティ・サミット IN 新潟」です。登壇者は、

(株)アルビレックス新潟 是永大輔専務、
(株)オンデーズ 田中修治社長、
Negiccoマネジメントをしている(株)EHクリエイターズの雪田容史さん、
ノンフィクション作家 小松成美さん

異業種のトップランナーの中で、是永さんがどんな存在感を放つのか見てきます。

入場無料で、まだ席に余裕があるそうです!
チラシを載せておきますね〜。

そして、あすのFM PORT9:15〜「アルビフリーク」に、是永専務が生出演とのこと。そちらもどうぞお聴き逃しなく!

▲ by michi1223kuma | 2018-12-22 12:05 | 2018アルビレックス新潟
2018年 12月 16日

CINEMA UP 168~テーマ:世界遺産『インフェルノ』『ラスト・エンペラー』

FM PORTにて、毎週日曜午後7時~放送中の『中越グループPAN UP』内、
「CINEMA UP」で紹介した映画についてのアレコレ。

放送日の12月16日が、「世界遺産検定」の試験日というところから、テーマは「世界遺産」。



①『インフェルノ』(2016・米)


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ダン・ブラウン原作の映画『ダヴィンチ・コード』『天使と悪魔』の続編です。『ダヴィンチ・コード』『天使と悪魔』は劇場で観たのですが、『インフェルノ』は今回初めて観ました。

テーマからいうと、『ダヴィンチ・コード』はパリのルーブル美術館、『天使と悪魔』はヴァチカン市国、そして、この『インフェルノ』は、イタリアのフィレンツェ…ヴネツィア、さらには、トルコ・イスタンブールの地下宮殿が登場します。

ストーリー的には、安定のトム・ハンクス印です。シリーズ三作目で、冒頭記憶をなくしている状態で、トム・ハンクス演じるラングドン教授が登場します。

主人公の記憶が失われているという時点で、もう、何が起きても何でもありだな…とは思うんですが、追っ手から逃げる、また逃げるというハラハラはすごく楽しく観られました。

そして、彼らを追う組織が3つくらいあるのかな?その、一見複雑な構図も、観ている者の集中力を切らせないスリリングさがあります。絵画とかデスマスクとか、ミステリーに最適なモチーフが、とても効いています。

そして、やはりロケーションが素晴らしいです。例えば、ラングドン教授を追う車…バンの運転手の抜けに、フィレンツェを象徴する景色の一つでもあるヴェッキオ橋が見えるんです。そして、車が左折した瞬間、そのヴェッキオ橋の上に沈む夕日がドーンと見える…。この絵作りはすごいなと思いました。そのほかにも、フィレンツェの広場や路地で、どうやってロケしたんだろうとか、空撮の迫力とか、素晴らしいです。

若いころイタリアに旅行に行ったんですが、なぜ、旅先をイタリアに決めたかというと、ローマのコロッセオが舞台の『グラディエーター』そして、フィレンツェが美しい『冷静と情熱の間』の二本が決め手でした。

この『インフェルノ』も、そんな絵力のつまった作品。最後、トルコに舞台を移してからも、迫力は変わらず、ムードが一変して素敵でした。

②『ラストエンペラー』(1987・伊・中・英)

子どもの頃に、母親が、それこそ「レンタルビデオ」屋さんでVHSを借りてきて観ていたのを、となりで眺めていて、なんかちょっと暗い雰囲気だなと幼心に思って以来、今回初めてちゃんと観ました。30年前の作品です。

紫禁城の中でしか生活が許されなかった生活、自分の本当の立場も知らされていない人生。

乳母のアーモが非常に胸の豊かな女性なのですが、小さなころから、アーモの胸に抱かれることだけが逃げ場…になっている様子が、非常のもの悲しかったです。

奥さんになる婉容(えんよう)とも、西洋への憧れを語り合うなど、心から愛し合っていくのですが、彼女はのちに、夫が自分の人生を手に入れることが出来ていないことを嘆くようになります。

幼い溥儀が皇帝に即位するときの黄色の衣装、皇帝だけが許されるというあの黄色が、華やかな色のはずなのに、なんとも悲しい色に見える。作品を観終わったときに、彼の人生や歴史の激しさが、あの黄色を悲しい印象にさせているんだなと感じました。

世界遺産としては、【北京と瀋陽の明・清王朝皇宮】の一つとして、溥儀が暮らした紫禁城、現在の故宮博物院を舞台としています。壮大なスケールの美しい映像、坂本龍一さんの音楽が、当時の中国に誘うという、大作です。悲しくも素晴らしかったです。





▲ by michi1223kuma | 2018-12-16 20:00 | 映画
2018年 12月 16日

スポーツの未来に僕たちができること #2:早川選手編

「スポーツの未来に僕たちができること」、「リアルアルビ」のfacebookに載せた部分を再掲します。


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このイベントの第一弾は、今年9月に新潟経営大学で行われていて、その時は主にスポーツビジネスの最前線の話でしたが、今回は「スポーツやアスリートの価値を考える」というテーマ。

・サッカー 早川史哉選手
・車いすバスケットボール 清水千浪選手
・スペシャル・オリンピックス日本・新潟 谷口博文さん
・アスリートの価値を考えている(広告業界から)五勝手拳一さん

の4名が登壇されました。

早川選手、清水選手、谷口さんには、困難な状況を乗り越えて、なおもスポーツに挑む、または挑む人を支えるという共通項があります。

スペシャル・オリンピックスの谷口さんからは、

パラリンピック:身体障がい者の大会
デフリンピック:聴覚障がい者の大会
スペシャル・オリンピックス:知的障がい者の大会

という説明があり、私はその「そもそも」の所を知らなかったことに気付かされました。
スペシャル・オリンピックス日本には全国で8,000人、新潟県では450人が参加しているそうです。

話は多岐にわたりましたが、ここではもちろん、早川選手のお話を。

早川選手は「スポーツの教育的価値」について、

「嬉しい、悔しい、上手くいかない・・・というのは、日常ではなぁなぁでも過ごせる。でも、スポーツはそういうものがハッキリ出てしまう。人間関係も、物事を上手く運ぶことも、僕はサッカーからしか学んでいない」

と語り、さらに、サッカーには、色々な特徴を持つ人と一つのことに向かう良さがあるとしていました。

スポーツ選手には、経験から来る、“凝縮された生き方の蓄積”みたいなものがあると思いますが、早川選手はそれを言葉にできるところが凄いなぁと思います。

早川選手は、その発信についても触れていて、

「ある政治家の方の話で、『自分の言葉に体温と体重を乗せよう』という言葉があって、その通り、自分も辛い思いを載せた時のSNSの反応は大きかった。僕は言葉を伝えるキーワードとして“正直に現実を伝えたい”と考えています」

と。うなるように頷きました。

「スポーツの価値」について早川選手は、

「みんなスポーツに感情を貰いにきている。感受性がより敏感になる。悔しいという負の部分も含め、感情が豊かになる。より人間らしくあれるものを求めている」

と話しました。

私も、アルビレックス新潟というクラブを通して、喜怒哀楽で分類しきれないような、新しい感情に出会うということが続いています。

今回改めて、早川選手は、何となく流れていたことを言葉にして、そこに価値を与えてくれる存在だと感じました。スポーツを楽しむ一歩先の世界を見せてくれる人、とも言えそうです。

「スポーツの未来に僕たちができること」の第三弾は新年に予定されています(登壇者は変わります)。

▲ by michi1223kuma | 2018-12-16 09:46 | スポーツビジネス関連
2018年 12月 15日

スポーツの未来に僕たちができること#2:清水選手編

今年9月に開催された「スポーツの未来に、僕たちができること」の第2弾が、14日、
新潟市中央区の”クロスパルにいがた”で行われ、参加してきました。


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9月の開催についての記事はこちら。



今回は「スポーツやアスリートの価値を考える」というテーマで、

・サッカー 早川史哉選手
・車いすバスケットボール 清水千浪選手
・スペシャル・オリンピックス日本・新潟 谷口博文さん
・アスリートの価値を考える(広告業界でご活躍)五勝手拳一さん

という4名が登壇されました。


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アルビレックス新潟・早川史哉選手


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左:スペシャル・オリンピックス日本・新潟 谷口博文さん
右:車椅子バスケットボール・カクテル 清水千浪選手



前回はスポーツ”ビジネス”がメインだったイベントでしたが、
今回は、登壇者のお名前、肩書からも、アプローチが全く違うことが分かります。

主催者の遠藤涼介さんは、早川選手(前回は聴講の立場で参加)を軸に、この舞台を設定していったとのこと。

私自身も、複数ゲストが登場する放送や司会(モデレーター)の仕事をする際、
「誰が登場して、どう話を持っていくか」
という文脈作りを行っているので、遠藤さんがこの4名を登壇者に設定されたことに、センスを感じます。


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主催の遠藤涼介さん

・・・・


さて、登壇者4名のうち、清水千浪選手は、
女子サッカー選手としてアルビレックス新潟・レディースで活動していた新潟に縁の深い方でした。

引退後は、アスリートのトレーナーとなり、
選手を支えるその仕事に大きなやりがいを感じていたといいます。

しかし、ある日食後に「気持ちが悪いな」と思ったことで病院を受診すると、
左の副腎の裏に13センチの腫瘍が見つかりました。

それが「褐色細胞腫」でした。

この大きな腫瘍が副腎に影響を及ぼし、
清水さんは、呼吸停止、血圧上昇、一時心肺停止という、危険な状況に。

人工心臓を用い、一週間で意識が戻らなければ…。ご家族はそのとき、最悪の状況を覚悟したそうです。

しかし、清水さんは見事、意識を取り戻します。そして、入退院を繰り返したのち、回復することが出来たそうです。


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とはいえ、足首が動かない、手術の跡も大きく腹部には感覚が無いなど、
「両下肢の機能全廃」(両方の足を思うように動かせない)という重い後遺症が残りました。


その後、清水さんの頭をよぎったのは、
トレーナーとして触れ合っていた”チェアスキー選手”のこと。
清水さんは、当時、その選手を「かっこいい」と感じていました。

その時の思いと、知人から「車いすを借りた」ことをキッカケに、
清水さんは「またスポーツをしてみよう」と考えるのです。


□松村メモ

清水さんが、重度の後遺症を負いながらも、「また」と、スポーツに思いを馳せて、
そこに自分らしい人生を見出そうとしたのは、やはり、もともとのスポーツ体験があったから。

もちろん、それがすべての人にスポーツである必要はないが、
プロレベルである・ないに関わらず、
自分を生きる上での「本当の相棒」を持っていることは、人生を強くする。

・・・・・・・

清水さんは、マラソン、テニス…とスポーツにチャレンジしていきますが、
心がグッと動いたのは、車いすバスケットボールでした。

それも、競技の魅力はもちろんでしょうが、
近畿の強豪チーム「カクテル」の、監督や選手のキャラクターが好き、チームスポーツが好き…思いだったそうです。

ここ(=「カクテル」)で生きてみたいという思い。


□松村メモ

こうなりたい、ああなりたい、こうでなくては…ではなくて、
「この人たち好きだな」
という心のありようから行動する清水さん。

心のレベルで動ける、清水さんの自然体が素晴らしいなと感じる。

・・・・


清水選手は来年も、日本代表候補として活動することが決まっているそうです。


清水さんは、

「サッカー時代も、意見の違う人もいる中で、同じもの(勝利)を目指した。
 考えを発信しないと、自分が気持ちよくプレーできないので、自分を出すことが必要だった」

「障がい者スポーツでは、立てる人、首から下が動かない人…色んな人がいる。
 コート上の5人の得意なプレーがあって、チームが成り立つ」

「勝つチームは、障がいを認め合い、一つのプレーをしているチーム」

と話し、

進行の遠藤さんは、

「個性か欠点か。スポーツとは多様性を受け入れること」

とまとめました。


今回は、「できること」というより「したいこと」が沢山見つかりました。

前回以上に名刺交換もしました!笑

「スポーツの未来に、僕たちができること」第三弾は1月に予定されています。



▲ by michi1223kuma | 2018-12-15 18:10 | スポーツビジネス関連
2018年 12月 12日

田中亜土夢選手 個展。

12月9日、新潟市中央区古町の「アパートメント」で、サッカー・田中亜土夢選手の個展が始まり、オープニング・イベントのトークショーでお相手をさせていただきました。

新潟と大阪のファン、先着50人が集まったオープニングイベントは、フィンランド航空とフィンランド大使館の協力で開かれました。


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亜土夢選手の作品は、フィンランドのクラブ・HJKヘルシンキに所属していた最後の年(去年)、プレーで調子を崩してしまい気分転換で始めたという水墨画です。


水墨画というと、私の中では、山、谷、川・・・というイメージ。しかし、亜土夢選手が題材にしているのは「犬」です。愛犬のミニチュアピンシャー・バークを描いたのが最初の作品。毛並みなどを筆で表していくのが面白いとのこと。


亜土夢選手はリフティングの上手さがプロの中でも話題になりますが、

「決めたことに対してコツコツと練習を続けることが得意」

だそう。子供の頃、日が暮れるまでリフティングを続けたように、水墨画についても、集中して、決めたところまで粘り強く書き続けます。


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私が、亜土夢選手を初めて取材したのは、2005年のビッグスワン。高校3年生でありながら特別強化指定選手として、試合のピッチに立った日でした。

私自身、当時は「とくべつきょうかしてい」という言葉もイマイチ分かっていなかったと思われますが・・・。

その翌年のルーキーイヤーは、シーズンを通して取材しています。もはや記憶が遠いですが、10代の亜土夢選手は、インタビューとなると、ほぼ言葉が出てこないというシャイな性格である一方、世代別の日本代表合宿に向かう際の嬉々とした表情が忘れられません。





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(上)2006年にディレクターとして携わった番組より。画面が4:3!



その当時から移動に使っていたスーツケースが「リモワ」だったり、愛車「ミニ」は乗り継いで、今“5台目”であることがトークショーで披露されたり、好きなモノにこだわる姿も素敵です。

さらには、フィンランドという土地でもエースナンバー10を背負い、多くのサポーターに愛されたこと。

(トークショーではヘルシンキ時代の貴重なポスターが抽選のプレゼントに!)

日本に帰ってからも、フィンランドと日本を結ぶ役割を担っていること。


亜土夢選手は、とても眩しかったです。


来年プロは14年目だそう。


その人間力に触れた一時間でした。


田中亜土夢 個展「ハウハウ バークと見たフィンランド」は、2019年1月6日まで、古町の「アパートメント」で開催されています。


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▲ by michi1223kuma | 2018-12-12 13:37 | サッカー
2018年 12月 09日

CINEMA UP 167 テーマ:発明『アントマン』『ハッピーエンドの選び方』

FM PORTにて、毎週日曜午後7時~放送中の『中越グループPAN UP』内、
「CINEMA UP」で紹介した映画についてのアレコレ。

放送翌日の12月10日は「ノーベル賞授賞式」というところから、テーマは「発明」。


①『アントマン』(2015・米)

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「マーベル・コミック」界隈は、「スパイダーマン」しか知らなかった私ですが、少し前にこのコーナーで「アイアンマン」をご紹介して、なかなか面白く、そして今回、初めて『アントマン』を観ました。人間がアリのように小さくなるという「発明」です。

主人公スコットの”頭脳明晰な盗みのプロ”っていうキャラクターを示すシーンが面白いです。指紋を採取して指紋認証ロックをあける…とか、重い扉を窒素で冷やしてしまう…とか、なるほどね、という場面がとても小気味いい感じがしました。

そして、「人間がアリのようなサイズになったらどうだろう…」という想像を、まずはその恐怖でハラハラさせてくれます。

バスタブがダムの中のように思え、クラブのような部屋で踊る人々の靴が天地がひっくり返ったような状況になり…これは面白かったです。

さらに、コンピューターに侵入する場面では、コンピューターの部品の点滅が、ビルの夜景の様に見えるんですね。普段見えないところに、知らない美があるような気がして、とても気になるシーンでした。

小さな世界での闘いだけではなくて、逆に、物質を大きくさせる作用が思わぬところで爆発したりして…いきなり機関車トーマスが大きく成るシーンは笑えました。

そんなはちゃめちゃに、”親子愛”がしっかりと描かれています。家族で観ても良いのではないかと思います。私、今回吹き替えで観たんですけど、ヒロインのホープの声が内田有紀さんで、淡々とした口調なんだけど、女性らしくて、すっごく良かったです。

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②『ハッピーエンドの選び方』(2014・イスラエル)

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イスラエル映画、ヘブライ語で描かれています。邦題がけっこうポップな印象ですが、原題も「THE FAREWELL PARTY」さよならパーティーということですから、割と軽いタイトルをつけています。

作品自体「安楽死」「尊厳死」をテーマにしていますが、そんなに重苦しいものではありません。重苦しくなっていないのは、「安楽死マシン」という発明が中心にあること。そして、施設で暮らしているお年寄りたちのいたずら心や優しさ、オシャレな服装など、「生きる」という側面を”さりげなく”素敵に描いている効果も大きいと思います。それでも、扱っているテーマは、先ほど言いましたが、命を巡るとても重たい問題です。

この作品を見ていて、すごく思ったのは、人間の命というのは、自分のために生きるという側面と、周りの人のために生きるという側面と二つあるんじゃないかな…ということです。自分の命は自分の物のようであり、一方で、周りの人…たとえば身近な家族からすれば、”その人が居てくれる”ということが大事、死なないでほしい、どこにも行かないでほしい、という側面がある。

延命治療をしたときに、その本人は本当に幸せなんだろうか、でも、生きているということ自体がすばらしいんだ、色々な考え方があるから、この作品を見ての捉え方もいろいろあると思うんですが、ただ、このイスラエルの人たちの配偶者を思う、友人を思う、そういう「愛」っていうのは、本当に深くて、本物で、静かな作品…90分ほどの短い作品の中に納められているモノの大きさを感じました。劇中、登場人物が歌うシーンがあるんですけど、とても沁みました。


▲ by michi1223kuma | 2018-12-09 20:00 | 映画
2018年 12月 04日

標準語は模造紙。

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12月2日の「中越グループ PAN UP」で、アルビレックス新潟の是永大輔専務のインタビューをお送りしました。

1週間、radikoのタイムフリー機能で聞けます。


写真はその際に使った小道具の年表。

過去のインタビューなどを元に作りましたので、インタビューで是永専務から何ヶ所か訂正が入ってます。24時間は言いすぎ!など。


今回、ゆっくりお話を聞けたことで、キャラが濃いゆえに(?)イメージで捉えらてしまいがちだった是永さんを「知る」ことが出来ました。

今後は、よりフラットに、自然に取材が出来ると感じています。



数十年ぶりに模造紙に字を書きました。

新潟では、多くの人が模造紙のことを“大洋紙”と言いますが、これは東京女子大の篠崎教授によれば「和紙に対して洋紙・・・大きな洋紙」という所から来ているそうです。

炎は折り紙🔥。





▲ by michi1223kuma | 2018-12-04 10:30 | アナウンサー業
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