2021年 10月 04日
ひとり親家庭の子どもへの学習支援 |
9月27日に放送した「ひとり親家庭への学習支援」。
新潟市母子福祉連合会が、ひとり親家庭の子どもたち(事前登録した主に中学生)の学習を月に2回、
現役教師や大学生がボランティアで支援するというものです。
新潟市母子福祉連合会の皆さんのもとには、ことし6月に初めてお邪魔し、
その際、ひとり親世帯の方たちが抱えている問題などについて
多くの資料とともに教えて頂きました。
新型コロナの影響を受ける去年春以降、児童扶養手当への応募が4~5倍となっていること、
離婚したパートナーから養育費をもらっているひとり親が全体の4分の1程であること、
正職員として働きたいが、新たな就職が難しい人が多いこと、
子どもの食事を優先するため、親が1日の食事を2食以下に抑えている家庭があること、
将来的な不安から、精神的負担が大きくなっている親がいること、
相談する人が居ない人が多いこと…。
行政による支援では救いきれない問題がたくさんあります。
今回お伝えした学習支援も、ボランティアの現役教師の方は長岡から通ってきていたり、
大学生のひとりは、自身もひとり親家庭で育ったことから力になりたいと考えていたり、
ひとりひとりの力を合わせて成されている取り組みでした。
そして、この学習支援を
・継続させたい
・現在子どもにひとり一つ渡している弁当を家族分渡したい(子ども食堂としての機能)
という目的で、現在、クラウドファンディングが行われています。
民間・個人で支えるという体制作り、今こそ、と感じています。
by michi1223kuma
| 2021-10-04 11:04
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