2017年 09月 17日
CINEMA UP 103 ~テーマ:イタリア~『トスカーナの休日』『冷静と情熱のあいだ』 |
FM PORTにて、毎週日曜午後7時~放送中の『中越グループPAN UP』内、
「CINEMA UP」で紹介した映画についてのアレコレ。
放送日の9月17日が「イタリア料理の日」という所から、テーマは「イタリア」。
『トスカーナの休日』(2003)
ボロボロの精神状態のときに外国へ行って、外国に家を買うという現実離れしたストーリーではありますが、
イタリアというロケーションが「それもアリなのかな」という気持ちにさせてしまう作品です。
トスカーナののどかで美しい丘陵地帯のロケーションを楽しむこともできるし、フィレンツェも出てくる。
また、旗投げというお祭りのシーンもとても美しくて、お祭りにあわせてイタリアを旅してみたいと感じる場面でした。
極めつけは、海に白く輝く街・アマルフィのシーン。ここで、主人公ダイアン・レインが演じるフランシスも恋をします。
恋を後押しするようなロケーションであるとともに、その後、バカンスで生まれた恋が長続きしないこと。
その他、イタリアに来たばかりの時、既婚者の男性が優しくしてくれて、
彼もフランシスに好意を抱くけれども、
彼は家族を大切にしたいという理由から遠回しに距離を置かれる…など、
大人の女性ならではの恋愛模様に現実味がありました。
旅行をしたくなるというのはもちろん、
フランシスが料理上手で、ホームパーティーをするシーンも素敵で、
家をリフォームしてパーティーをしたくなる、
女性のモチベーションの上がる作品かもしれません。
『冷静と情熱のあいだ』(2001)
学生時代、公開当時に劇場の大きなスクリーンで見て感動して、その後も何度となく見ていますが、
今回も久しぶりに。最後は気づけば正座をしていました。
感動の要素としては、まず何と言っても映像の美しさ、フィレンツェとミラノ。
とくにフィレンツェの美しさは息をのむほどです。
次に、エンヤの楽曲を始めとするサウンドトラックの素晴らしさ。
エンヤの歌声も良いですし、それ以外のインストの曲もどれも美しいです。
そして、ケリー・チャンの美しさ。
ヒロインの「あおい」という女性は、彼女の凛とした雰囲気無しでは表現できないと思いますから、
本当に素晴らしいキャスティング。
そして、そして、今回久しぶりにこの作品を観てテレビの前で最終的に正座をしてしまったのは、やっぱり竹野内豊さんの演技。
若かりし頃の竹野内さんの「かわいさ」も含んだルックスももちろんですが、
それ以上に、声が良い。そして、セリフの抑揚が素晴らしいと思います。
竹野内さんの語りのシーンが多い作品ですが、
その間とか声の高低とか、そういうものにすごく感動しまして、
「あおい」への愛を、一つ一つの音に感じるという、そういう繊細さが「順正」そのものだと思いました。
「冷静と情熱のあいだ」というタイトルがもう全てで、そこはもう原作の力を感じますが、
あの愛は本物だったといつまでも胸を焦がす情熱と、
こんなこと考えるなんて馬鹿げているという冷静さと、
人間はそういう二つの感情の間で揺れ動く存在。
今回は、最後まで冷静さを演じきった「あおい」に愛おしさを感じました。
「CINEMA UP」で紹介した映画についてのアレコレ。
放送日の9月17日が「イタリア料理の日」という所から、テーマは「イタリア」。
『トスカーナの休日』(2003)
ボロボロの精神状態のときに外国へ行って、外国に家を買うという現実離れしたストーリーではありますが、
イタリアというロケーションが「それもアリなのかな」という気持ちにさせてしまう作品です。
トスカーナののどかで美しい丘陵地帯のロケーションを楽しむこともできるし、フィレンツェも出てくる。
また、旗投げというお祭りのシーンもとても美しくて、お祭りにあわせてイタリアを旅してみたいと感じる場面でした。
極めつけは、海に白く輝く街・アマルフィのシーン。ここで、主人公ダイアン・レインが演じるフランシスも恋をします。
恋を後押しするようなロケーションであるとともに、その後、バカンスで生まれた恋が長続きしないこと。
その他、イタリアに来たばかりの時、既婚者の男性が優しくしてくれて、
彼もフランシスに好意を抱くけれども、
彼は家族を大切にしたいという理由から遠回しに距離を置かれる…など、
大人の女性ならではの恋愛模様に現実味がありました。
旅行をしたくなるというのはもちろん、
フランシスが料理上手で、ホームパーティーをするシーンも素敵で、
家をリフォームしてパーティーをしたくなる、
女性のモチベーションの上がる作品かもしれません。
『冷静と情熱のあいだ』(2001)
学生時代、公開当時に劇場の大きなスクリーンで見て感動して、その後も何度となく見ていますが、
今回も久しぶりに。最後は気づけば正座をしていました。
感動の要素としては、まず何と言っても映像の美しさ、フィレンツェとミラノ。
とくにフィレンツェの美しさは息をのむほどです。
次に、エンヤの楽曲を始めとするサウンドトラックの素晴らしさ。
エンヤの歌声も良いですし、それ以外のインストの曲もどれも美しいです。
そして、ケリー・チャンの美しさ。
ヒロインの「あおい」という女性は、彼女の凛とした雰囲気無しでは表現できないと思いますから、
本当に素晴らしいキャスティング。
そして、そして、今回久しぶりにこの作品を観てテレビの前で最終的に正座をしてしまったのは、やっぱり竹野内豊さんの演技。
若かりし頃の竹野内さんの「かわいさ」も含んだルックスももちろんですが、
それ以上に、声が良い。そして、セリフの抑揚が素晴らしいと思います。
竹野内さんの語りのシーンが多い作品ですが、
その間とか声の高低とか、そういうものにすごく感動しまして、
「あおい」への愛を、一つ一つの音に感じるという、そういう繊細さが「順正」そのものだと思いました。
「冷静と情熱のあいだ」というタイトルがもう全てで、そこはもう原作の力を感じますが、
あの愛は本物だったといつまでも胸を焦がす情熱と、
こんなこと考えるなんて馬鹿げているという冷静さと、
人間はそういう二つの感情の間で揺れ動く存在。
今回は、最後まで冷静さを演じきった「あおい」に愛おしさを感じました。
by michi1223kuma
| 2017-09-17 20:00
| 映画